弔電とは？葬式に電報を送ること

弔電とは、訃報（ふほう：死去のお知らせを親戚、友人等に連絡する事）を受けた際に、弔意の言葉を電報※に変えて伝える手段で、哀悼の意を表した電報のことです。

 

不幸の際に打つ弔電は、打つ方もやりきれない気の重いものですが、葬儀の知らせ（訃報）を受けた際、参列できない場合には、すぐに打電（電報、弔電を送る事）をしましょう。

 

数通の弔電は、葬儀の中で読み上げられ紹介されます。ですから、弔電はメールや電話と違う重要な役割を担っています。

 

弔電とは、葬儀の中で弔意を表す「手を合わせる」「頭を下げる」と同等の役割があるものです。

 

その際、主催者側から、弔電の受付について、会場宛や指定場所の記載があることもあるので、気をつけてください。遅くとも、告別式の3時間前までに届くように手配するのが最良です。

 

 

残されたご遺族のことも考えて、忌み言葉（いみことば）などのふさわしくない言葉を 使わないように気を付けましょう。忌み言葉には重ね重ねや度々のような言葉の他にも、神式や宗派によっては冥福も避けたほうが良い場合もありますので、ご遺族の環境などを考慮して選ぶ配慮も必要でしょう。

 

ただ、忌み言葉もそうですが、軽はずみに励ましの言葉などをかけずに、ご遺族の気持ちを察して言葉を慎重に選ぶといった気持ちを大切にしたいものです。
そういった意味でも台紙選びに迷うより、文章の内容に注力しましょう。定型文にご自分で考えた文章を入れるとより良いでしょう。「学生時代のエピソード」「会社員時代のエピソード」などご自分と故人との思い出を書くのが良いと思います。文章を少し付け加えるだけで、弔意を表す気持ちがより伝わります。

 

※弔電とは？人の死をいたみ悲しむ気持ちをあらわした電報で、お悔やみ電報と同義語（どうぎご）です。

 

不幸事というものは突然の出来事で、どうしてもお通夜やお葬式に参列できない方も大勢いらっしゃいます。さらに遠方に住む方にとっても、なかなかすぐに駆けつけることができない事も少なくありません。そんな方にお薦めなのは、弔電(ちょうでん)を送る事です。

 

最後のお別れに行くことはできなくても、電報で気持ちを伝える事は可能なのです。

 

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